あのさ、言い訳してごめんけど、待たせた?
てことで、さっさと始めよう、そあのです。
先週の宿題どうだった?値上げのメール、送れた?
送れた人、えらい。ほんとにえらい。送れてない人も、下書きがあるだけで全然違うから。要る日に一から悩まなくて済むでしょ。
先週「次は自分の値段が合ってるか見よう」って言ったよね。
ごめん、順番変える。
値上げの話をしてて気づいたんだけどさ。値段を決める前に、確かめとかなきゃいけない紙があるんだよ。
だって、がんばって値上げしても「修正は何回でも無料」の契約で仕事してたら、意味なくない? 単価上げた分、直しで持ってかれるかなって。
これ、アプリ開発とかホムペ修正とかでもよくある。
で、今日は書類の話。
「うちは契約書とか縁ないし」って思った人、ちょっと待って。
縁、あるから。
BGMあとで。
契約書がなくても、条件が書かれた紙は来る
商品屋さん:イベント出店の申込書。あれ、キャンセル料とか売上の何%持ってかれるとか、小さい字で書いてあるでしょ。あとまとめ買いの発注もか。
発信する人:仕事の依頼メール。「掲載の条件」ってやつね。二次利用の範囲とか、実は書いてある。
海外で売る人:プラットフォームの規約と返品のルール。読まずに同意押してる?
ライターさん:これはガチ。業務委託契約、NDA、請求の条件。
な? 「契約書なんて縁がない」と思ってても、条件が書かれた紙は必ず来る。
そあのも農業委員会の書類とか、出荷の条件とか、なんとなく判子押してるやつ、けっこうある。マジ見直そうかな。補助金もなんか書類いっぱいある。
読ませて、3つ探してもらお
全部理解しようとしなくていいの。3つだけ探させる。
① 私の義務と、相手の義務 どっちが何をする約束になってるか、並べて出させる。自分ばっかり縛られてないか、これで見える。「修正は何回まで」が書いてないやつ、けっこうあるよ。心当たりない?
② 書いてない項目はないか 支払い、修正回数、追加料金、中止、二次利用、秘密保持。この辺で抜けてる項目を挙げさせる。
ここ、前に「書いてないと相手の言い分が通る」って言いかけたんだけど、それ正確じゃないから訂正するね。
書いてないから自動的に相手が勝つ、わけじゃないもんな。
契約って口約束でも成立するから。ただ、何を約束したか示しにくくなる。
メールとか過去のやり取りまで掘り返すことになる。だから先に書いとくの。
③ 二通りに読める点はないか 「速やかに」「別途協議のうえ」「必要に応じて」。こういう曖昧な言葉。あとで解釈が割れるとこ。
で、ここ大事なんだけど。
相場とか法律の判断は、この段階でさせない。
「支払いが3ヶ月後って普通?」みたいなの、資料の中には答えがないでしょ。相場は外の情報だもん。手元の資料だけで答えて、って言いながら相場を聞くのは矛盾してるんだよ。そあの前にそう書いてた。ごめん。
相場と法律は第8回でやる。出典つきで、ちゃんと調べる回を用意してるから。
最後に決めるのは自分。AIは弁護士じゃない。「書いてあることを整理する」のが仕事で、「これは法的に大丈夫」を言う役じゃない。
でも、10分で見つかるだけで全然違うよな。今まで見つけてすらなかったんだから。
読ませ方、これだけ
見本置いとく。
この書類を、受け取る側の確認補助として整理してください。
【私の仕事】〔 〕 【書類の種類】〔業務委託契約/出店申込/規約〕
私の義務と、相手の義務
支払・修正回数・追加料金・中止・知的財産・二次利用・秘密保持・損害賠償の記載
記載がない点、意味が曖昧な点、二通りに読める点
各項目について、該当するページまたは条項を示してください。 資料にないことは推測せず「記載なし」としてください。 業界の相場や法的な有効性は、この段階では判断しないでください。 最後に、相手または専門家へ確認すべき質問を3つに絞ってください。
ポイント3つ。
**「確認補助として整理して」。**判定させないの。事実を拾わせるだけ。AIに白黒つけさせようとすると、それっぽい嘘が混ざる。
**「判断しないでください」を明示する。**これ入れとかないと、聞いてないのに「これは一般的に不利です」って言い出す。その一般論の出どころ、どこにもないからね。
**「該当する条項を示して」。**どこに書いてあるか言わせると、自分で確認できる。作り話も防げる。
**渡す前の確認、忘れないでね。**個人名・住所・口座・署名だけじゃなくて、相手から預かった秘密や未公開の資料かどうかも。第3回でやったやつ。そのまま入れる権限がない書類なら、必要な条項だけ抜き出すか、ネットに公開されてるひな形で練習して。
(金額は伏せなくていい場合もあるよ。支払条件の判断には金額が要るから。一律に消すんじゃなくて、要るか要らないかで決めて)
覚えてる?歌にしたけど。
自分が出す側なら、先に書いとく
ここからは攻めの話。
事業をしていれば、自分が条件を出す側にもなる。その時、先に書いとくと後で泣かない一文がある。
直しは何回まで →「2回まで。3回目からは別料金」
いつ払ってもらう →「納品した月の末締め、翌月末払い」
やめる時どうする →「着手後のキャンセルは◯%」
追加の頼まれごと →「見積の外は、別途お見積り」
全部AIに「私の仕事だとどう書けばいい?」って聞けば、その場で文案が出る。
揉めてから足せないからね。先に書いてあるから揉めないの。
サブスタの返信ルールと同じやな。
(先週の値上げと同じ構造。言いにくいことは、先に決めて先に書いとく)
じゃ、今日の宿題
手元の紙を1枚えらぶ(契約書、規約、出店の申込書、なんでも)
3つ探させる(不利/書いてない/ふつうと違う)
1つ決める(直す・聞く・このままでいい)
3番が大事ね。読んで終わりだと意味ないから。「このままでいい」でもいいの。決めたってことが大事。
新しい書類が来た時じゃなくていいよ。もう使ってる紙を今日1枚。案外、いま進行中のやつに何か見つかるから。
コメントには「何が書いてなかったか」を教えて。中身は伏せていいよ。「キャンセル料の記載がなかった」とか?
判子を押す前の10分が、泣き寝入りの数ヶ月を消すかも。
そあの。
今日の道具:書類を読ませるプロンプト(コピペして〔 〕を埋めて)
この書類を、受け取る側の私の立場で見てください。
【私の仕事】〔 〕
【この書類】〔業務委託契約/出店申込/規約〕
私だけが不利な条件
本来あるはずなのに書いてない条件
ふつうと違いそうな条件
この資料に書いてあることだけで答えて。書いてないことは「記載なし」と言って。 最後に、専門家に聞くべき点を3つに絞って。
今日のBGM:あとで
言いたいこと:「書いてない」がいちばん危ない。
いつも読んでくれてありがと。
次回は、せっかく作った二号機に住所を渡すのもやるね。
AI側が模様替えを始めてるから、ちょっとどこに二号機入れたか教えて。カスタム指示?プロジェクト?GPTs?









大事な内容ですね!
私の仕事、設計・施工管理でも納入仕様書(最重要と言っても過言では無い)を取り扱うので、本件は非常にリアルでした✨
そあのさん仕事出来る、流石ですね!